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2019年、2020年ともにVerizon Threat Research Advisory Centerの情報収集は、中国を拠点とする攻撃者
menuPassによるクラウド環境を標的としたサイバースパイ活動から始まりました。継続化する脅威の中に
は、リモートアクセスに対する攻撃がありました。シトリックス製品の新たな脆弱性を狙った攻撃や、Pulse
Secure、FortiOS、Palo AltoのVPNサーバーに対する継続的なパスワードスプレー攻撃などです。ロンドンの
金融サービス企業であるTravelex社は、大晦日にSodinokibiランサムウェアに感染しましたが、これはPulse
Secure VPNサーバーへのパッチ適用を怠ったことが原因であるとする情報もあります。米国沿岸警備隊は、
Ryukの感染により港湾施設が30時間にわたって閉鎖されたことを発表しました。2020年の最初のゼロデイ攻
撃は、JScriptにおけるInternet ExplorerのUse After Free脆弱性CVE-2020-0674を悪用したものでした。Qihoo
360は、DarkHotel攻撃者による、エクスプロイトのカクテルを利用した水飲み場型攻撃を報告しました。CVE-
2020-0674(Internet ExplorerのJScript)とCVE-2019-17026(Firefox)とCVE-2017-11882(Office Equationエ
ディタ)です。
1月
2月
3月
オーストラリアのサイバーセキュリティセンターは、オーストラリアの輸送・物流会社であるThe Toll Group
が攻撃されたことを受けて、「Mailto」や「Netwalker」と呼ばれるランサムウェアに関する勧告を発表しまし
た。パッチチューズデーに、マイクロソフト社は、CVE-2020-0674に対するパッチを含む99のパッチをリリー
スしました。また、Microsoft Exchangeの脆弱性、CVE-2020-0688に対するパッチも公開されました。VTRAC
は、2週間以内に、Exchange Serverの脆弱性を狙った大量のスキャンと悪用に関する情報を収集しました。
Cybersecurity and Infrastructure Security Agency(CISA)は、天然ガスのパイプライン施設に対するRyukラン
サムウェアの攻撃に関する情報を警告として発表しました。産業用制御システム(ICS)のセキュリティ企業で
あるDragos社は、1月の米国沿岸警備隊の報告書へのリンクを含む評価を公開しました。Google社は、Chrome
ブラウザの新バージョンをリリースした5日後に、野放状態で悪用されていた型混乱の脆弱性(CVE-2020-
6418)を緩和するための別のバージョンをリリースしました。
西部劇(映画のジャンル)のファンは、夕食時に「チャックワゴンの三角ベルを鳴らす」ことに気づくことで
しょう。新型コロナウィルス感染症は、サイバー犯罪者にも同じ効果をもたらし始めました。おそらく最もす
ぐに役立つコレクションは、RiskIQの「COVID-19 Daily Update」レポートとドメインのウォッチリストまたは
ブロックリストです。PrevailionとProofpointは、新型コロナウィルス感染症を餌にしたTA505攻撃に関する情
報を作成しました。1月末までに、マイクロソフトは、Windows 7の新しい脆弱性を悪用した限定的な標的型攻
撃について顧客に警告していました。Windows 10には脆弱性はありませんでした。CVE-2020-1020は、Adobe
Type Manager Libraryのセキュリティ欠陥でした。FIN7は、Trustwave社の顧客を対象に、50米ドルのギフト
カードを餌とした悪意のあるUSBドライブを配布しました。
4月BAHは、GRU(ロシアの軍事情報機関)による200件以上のサイバー作戦の再評価を発表し、それらがロシア
の戦略的ドクトリンに準拠しており、ある程度予測可能であると結論付けました。Recorded Futureは、MITRE
のATT&CKを活用して、2019年に最も一般的なサイバー攻撃者のTTPを調査したレポートを発表しました。
Malwarebytes社は、『APTs and COVID-19: How advanced persistent threats use the coronavirus as a lure』
を刊行しました。新型コロナウィルス感染症パンデミック時のサイバーセキュリティに関するリソースとして
は、BBCのサイバーセキュリティ特派員であるJoe Tidy氏の検索可能な「Coronavirus Phishing Scams」コレ
クションと、National Cyber Security Allianceの「COVID-19 Security Resource Library」の2つがありました。
マイクロソフト社がパッチを当てた113の脆弱性のうち、3つが野放し状態で悪用されていました。CVE-2020-
1020とCVE-2020-0938に対するパッチは、「Adobe Type Manager Libraryのパッチが適用されていない脆弱性
を利用した、限定的な標的型Windows 7ベースの攻撃」を緩和しました。3番目の奇襲攻撃は、Windowsカーネ
ルの特権昇格の脆弱性CVE-2020-1027を悪用したものでした。しかし、マイクロソフト社は、4月の終わりま
でに、オートデスクのDLLの脆弱性(CVE-2020-7085)に対するアドバイザリを臨時でリリースしました。
2021年度データ漏洩/侵害調査報告書 年間総括
77 VTRACのDavid M. Kennedy氏のご協力に感謝します。