むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんは山へしばかりに、おばあさんは川へせんたくに行きました。
おばあさんが川でせんたくをしていると、ドンブラコ、ドンブラコと、大きな桃が
流れてきました。
「おや、これは良いおみやげになるわ」
【村上春樹】風の文体に変換して
かつてどこかの、どことも分からない土地に、年老いた夫婦が静かに暮らしていた。
ある日、おじいさんは山へと向かい、おばあさんは川へと洗濯に出かけた。おばあさ
んが川辺で洗濯をしていると、水面に浮かぶ巨大な桃がゆっくりと流れてきた。おば
あさんは微笑みながら、「これは素敵な贈り物になるわ」とつぶやいた。
【森鴎外】
昔々、或る所に、年老いた夫婦が寄り添って暮らしておりました。山へ柴刈りに向か
う老人と、川で洗濯をする老婆。ある時、川での洗濯中に、ドンブラコ、ドンブラコ
と音を立て、大きな桃が流れ着いたのです。
「これは、良いお土産となるであろう。」と老婆は思い、大きな桃を拾い上げ、家に
持ち帰りました。 文体の変更もできるが...